「程度の差はあれど男はみんなマザコン」……。こんな言葉、女性は聞きたくありません。マザコン男って女性から見てマイナス要因でしかないんです。
しかし、同じマザコンでも比較的好かれるマザコンと嫌われるマザコンがあるのをご存知ですか? 今回は、好かれるマザコンと嫌われるマザコンの特徴をお届けします。「自分はマザコンだ」と自覚している人はどちらのマザコンなのか比較してみてください。
目次
マザコンとは
母親への依存性が強い人のことをマザーコンプレックス、略して「マザコン」と呼びます。
人間は成長するにつれ、自分で判断し行動します。しかし、マザコンは、母親ならどう考えるだろう? 母親ならどう行動するだろう?という思考になり、結局のところ、困った時は母親頼み。生活はおろか人生のすべてを母親任せの状態になることも少なくありません。
マザコンと母親思いの違いとは
マザコンは生活のすべて、大袈裟にいうと人生のすべてを母親に任せ母親の言う通りに判断、行動します。
例えば、彼女ができても母親が気に入らないといえば別れる。どのような状況でも「母親は絶対に間違ったことを言わない」、「母親は間違ったことをしない」と母親をかばって妻の味方にはなってくれないなど。何をするにも母親最優先で強く依存しているのがマザコンです。
一方の母親思いは、母親がどうしたら幸せになれるのか、自分がどう行動すれば母親が喜ぶのかと自分で考え行動します。また、母親と節度ある距離感を保て、優先順位も周囲にいる人、彼女や妻を一番と考えます。
結果的に母親から自立できているかできていないかが線引きになります。
好きな男性がマザコンだったらどうしよう…と不安に思う女性は意外に多いんですよ。料理を作って「母親の方が美味しい」なんて言われたらショックで立ち直れません。
しかし、最近はマザコンだからこそ良い面があると密かに魅力を感じている女性も見られるようになりました。では、好かれるマザコンと嫌われるマザコンの特徴をみていきましょう。
好かれるマザコンの特徴
(1)母親と同じように彼女を大切にできる
マザコン男は、特に母親から溢れんばかりの愛情を受けて育っているので自己愛が満たれている状態です。そのため、他の人にも優しく、身近な人を喜ばせたいという気持ちを強く持っているそう。
彼女になれば母親と同じように大切にしてもらえる可能性大です!
(2)女性の気持ちを察することができる
母親大好きなマザコン、良く言えば母親の気持ち=女性の気持ちに敏感です。母親基準でものごとを考えるので女性の気持ちを察することができます。
女性の気持ちに共感することができるので、ちょっとした女心の変化も察知して「どうしたの?何かあった?」と声をかけることができるのでしょう。
(3)穏やかで従順な性格
何でも母親の言う通りのマザコン男。これは従順な性格ともいえるでしょう。彼女の言うことも素直に聞き入れて甘く優しい特徴があります。ただし、言うべきことをきちんと言わないとただのわがまま女を生んでしまう可能性があります。
(4)甘え上手で母性本能をくすぐる
どちらかというと女性をリードするというよりは、女性にリードされたいマザコン男。母親に甘えるように彼女にも上手に甘えてきて母性本能をぐすぐります。
世話好きな女性、包容力のある女性には、子どものように可愛らしく甘えられたら癒されると人気があるようです。
(5)家庭的な父親になれる可能性大!
マザコン男と聞けば聞こえが悪いのですが「母親との関係が良好な息子」と聞けば、何だか好感度が上がりませんか? 母親との関係が良好な背景には仲良し家族というイメージも浮かびますよね。
仲良し家族の中で育った息子であれば、同じように自分達も仲良し家族になれる可能性があるという女性の意見もあります。ただし、結婚となれば母親の過干渉、母親とマザコン男の距離感に対し対策が必要になるでしょう。
(6)義母も実母と同じように大切にできる
マザコン男は母親の偉大さ、大切さを十分に理解しているため、彼女や妻の母親に対しても配慮ができるという意見もあります。
マザコンの良いところの一つに、母親世代とのコミュニケーションが得意というものがあります。彼女、妻の親に気に入ってもらえることが多く、また、マザコン男も丁寧に接するので円満な交流ができるという女性も多いようです。
嫌われるマザコンの特徴
(1)会話にいつも母親登場
会話の中で母親が常に登場するマザコン男。「母親と〇〇へ行った」、「母親が〜って言った」、「母親の料理は……」など。雑談でも何でも母親が常に登場するのが嫌われるマザコン男の特徴です。
一般的に成人すると母親の話題というものは少なくなりますよね。いつもいつも母親が会話の中に登場すると、「母親と密な関係で依存しているのでは?」 と周囲に思われるので、できるだけ母親の話は控えるようにしましょう。
(2)母親が身の回りのお世話をしている
幼少期も成人してからも母親に身の回りのお世話をしてもらっているマザコン男。母親がいないと何もできない生活スキルの低い男性になってしまいます。
料理なんてしたことがない、洗濯機の使い方がわからない、掃除機のかけ方がわからないとなれば後々、苦労するのはあなたです。また、ひとり暮らしの家へ定期的に母親が来て掃除や作り置き料理を用意しているなんて真性マザコンといえます。
成人してまで母親にお世話をしてもらっている男性に魅力を感じる女性はいないでしょう。「自立できいていない」と自覚し、身の回りのことは自分でするように心がけましょう。
(3)悩み事・困りごとは母親へ相談
悩みごと、困りごとを母親に相談することは誰にでもあることですが、嫌われるマザコン男は、何でも母親に相談し、母親の決定に従う特徴があります。母親のいう言葉間違いないと母親の意見で自分の行動を決める習慣が身についているのです。
一般的に、相談したとしても結局は自分で考え結論を出し行動します。しかし、マザコン男は「自分で考える」こと自体を放棄し母親の言う通りにするのです。
仕事のこと、プライベートなこと、将来のこと。何でも相談し母親の決定に従うということに疑問を持ちましょう。自分のことは自分で決め責任を持つ。これが脱マザコンの第一歩です。
(4)自分で意志決定ができない
マザコン男は母親の決定に従うことが身に付いているため、自分で意思決定することが苦手です。自分の決定に自信がなく「大丈夫かな?」と不安になり結局、母親に相談してしまうのです。
受け身の姿勢でいることも多く、自分の意見というものがありません。そのため、意見を求められても曖昧に答え、周囲の意見に流されやすいようです。
薄っぺらい人、決断ができない、意見がコロコロ変わると周囲からネガティブに見られてしまうので気をつけましょう。
(5)母親と連絡を頻繁にとっている
母親との連絡は必須! 嬉しいこと、悲しいこと、腹の立つこと、悲しいこから、ランチは〇〇を食べた、夕飯は誰々と〜へ行って〇〇を食べたなど。何でも母親に報告するマザコン男。用事がなくても連絡は欠かしません。
毎日、毎日、母親と仲良く会話している姿を彼女がみたら間違いなく「うわぁ……。マザコンだ!」とドン引きされますよ。
成人して家を出れば自然と親との連絡は少なくなるのが一般的です。母親からすればマメに連絡をくれる息子をうれしく思うかもしれませんが、便りがないのは元気な証拠! 不要不急でない連絡は控えるようにしましょう。
(6)母親がお金の管理をしている
食事、洗濯、掃除と身の回りだけでなくお金の管理まで母親に任せるのも嫌われるマザコン男の特徴です。親なので金銭面を心配して「貯金はしっかりしなさい」と口出しするのはわかりますが、基本的に自分のお金は自分で管理させるもの。
しかし、マザコン男は成人しているのにも関わらずお金の管理を母親に丸投げしお小遣いをもらう始末。特に親元から離れひとり暮らしをしているにも関わらずお金の管理を母親に任せているマザコン男は重症だといえます。
マザコンって悪い?
世間一般的に「マザコン」という言葉良い意味で使われていません。どちらかというと男性を侮辱する言葉でしょう。しかし、マザコンが悪いのか? と聞かれたらハッキリ悪いとも言えませんよね。
母親の息子に対する想いは特別といいます。また、産み育ててくれた母親を大切にすることは悪くありません。イタリアには”マンマミッシモ”、という母親至上主義という言葉があるほどです。
しかし、限度は必要。すべてを母親に任せ自立できないままでいると苦労するのは自分自身です。もし、自分がマザコンだと自覚している人は過度なマザコンにならないように注意しましょ。自分で母親との付き合い方、距離感を考え行動するようにしてください。
【まとめ】マザコンはほどほどに!
いかがでしたか?
好かれるマザコンならまだしも、常に母親を最優先、母親に従うマザコンは女性からみると(言い方が強いのですが…)「気持ち悪い」、「頼りない」存在になってしまいます。
彼女からすると付き合っていくことも不安、将来、結婚となると母親の過干渉も不安と、不安ばかりになってしまいます。マザコンはほどほどにして、女性を守る頼もしい男性になりましょう!
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