多くの人が「男女友情は成立するのか」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
友達だと思っていた女性のふとした仕草にドキッとして恋心を抱いてしまったという人もいれば、友達は友達と割り切っている人も。女性はどう考えているのか気になるところですよね。
そこで今回は、女性が本音で語る「男友達と彼氏の違い」をお届けします。
目次
男女の友情は成立する?
男女の友情論争は永遠のテーマでもあり「男女の友情は成立する?」という問いに対する答えはまさに議論百出です。
このテーマは「男女の友情は成立する派」と「男女の友情はしない派」に二分されます。これは、どちらかが正しい・誤りということはありません。
アメリカの社会心理学者ルービンによると「恋愛感情(LOVE)」と「好意感情(LIKE)」の感情を男性は、明確に区別できない傾向が強いとのことです。
それに対し、女性は男友達と恋人の線引きが明確にあります。自分なりのルールを作り男友達と恋人を区別しているのです。ただし、女性とは複雑な生き物で、友達と定義つけている男友達に恋人ができた、結婚が決まったなどの場合、素直にお祝い・よろこべない場合があります。
これは、女性自身もよくわかっていない感情です。「恋愛とは別の感情であり今も友達のまま。しかし、素直に喜べない」男友達に対しても恋愛に似た気持ちや嫉妬心、愛憎や執着などの不思議な感情を持っている生き物なのです。
女性は友情と位置付けているものの自分なりのルールが崩れやすい面があります。男性は、友情だと思っていたけれどふとしたことから恋愛感情を持ちやすい面があります。このことから、男女の友情に対する意見に賛否両論あるのではないかと考えられます。
男女の友情が成立するタイプとは
なんだかややこしい男女の友情論争! ここでは男女の友情が成立するタイプをみていきましょう。
(1)単純にお互いタイプではない
話も合うし一緒にいて楽しい。けれども恋愛対象として考えるとまったくタイプの男性(女性)ではない。このような人は男女の友情が成立しやすいと考えられます。
一緒にいてすごく居心地もよく話も盛り上がる男(女)友達とは、異性としてでなく友達、あるいは、きょうだいのような感覚で付き合ってしまうという人もいます。
まず恋愛に発展する場合は、どこか自分のタイプだったりします。その要素がない関係は、長く良い友達としてお付き合いできるのではないでしょうか。
(2)そもそも異性として意識していない
これもタイプかそうでないかに分かれてしまうのですが、元々、異性として接していない男女は友情が成立しやすいといえます。
ただし、どのタイミングで異性として意識し始めるか分からない可能性も秘めています。意外な一面をみた、きゅんとくる仕草、ふとした表情にドキッとしたなど、意識し始めると友情は脆く崩れていくことでしょう。
(3)生まれたときから知っている
幼馴染と結婚したという人もいますが、生まれたときから知っている男女は、きょうだいのように育ち、何でも言い合え、隠しごともない。友情が成立しても不思議ではない組み合わせです。
肉親への愛情は恋愛とは別物ですよね。幼い頃から一緒の男女は友情というよりも家族愛に近いものを持っているかもしれません。
(4)女性が男性をタイプではない
男性にとってほとんどの女性は「恋愛対象」、「性の対象」なのだそうです。いくら男性が恋愛感情を持っていても、女性が受け付けなければ恋愛に発展することは難しいといえるでしょう。
女性は男友達に対しても同性の友達のように、自分の素を見せたり、本音を語ったりします。これは、恋愛感情を持っている男友達にはつらいところ。彼女のために理性を奮い立たせ友情を成立させるのか、玉砕覚悟で告白するのか苦悩しそうです。
男友達と恋人の違い
(1)触れたいと思わない
性的な衝動がありません。男友達に触れられたい、キスされたい、抱かれたいなど思わないのです。彼氏と男友達の大きな違いですよね。
彼氏とはいつも触れ合いたいと思うもの。しかし、男友達と…。と考えると「ないない!」となるのです。もし、触れ合ったり、男友達のニオイが好意的に受け入れられたら、友情ではなく恋愛に発展する可能性があると思われます。
(2)自分をよく見せたいと思わない
彼氏には可愛いくみられたい女性も男友達には素の自分を見せます。それは可愛いくなくてもカッコ悪くてもOK。
そして、彼氏ならスルリと入り込めるパーソナルスペースに男友達は入り込めることができません。いくら仲良い友達であっても「入り込めるのはここまで」と男友達はあくまで「友達」であり続けるのです。
(3)恋愛の3要素がない
恋愛には3要素があります。
・いつも一緒にいたい、性的欲求=情熱性
・離れたくない・離したくない=コミットメント
・好意や尊敬の気持ちを表します。相手と心で繋がっている感覚=親和・親密性
つまり、恋人との関係をずっと続けていきたい、誰にも渡したくない、相手に尽くしたい、性的欲求など独占欲や依存心が恋愛感情につながるのです。
男友達にはこの恋愛3要素を持つことがあまりありません。しかし、友達も大切な存在。困ったとき、悩んでいるときは力になってあげたいと思うもの。ただ、男友達はあくまで「友達」なので、フォローできることとできないことがあります。
(4)素の自分は見せても恋する自分は見せない
彼氏だからこそ言える本音、彼氏だからこそ見せられる姿を男友達は見ることがありません。
同性のように付き合い、素の自分は見せてくれるでしょうが、精一杯おしゃれをしキラキラした恋する姿を友達の前では披露しないでしょう。
男友達が多い彼女に嫉妬しないためには
男友達が多くモヤモヤしている男性は多いのではないでしょうか。「友達」と言われたら、必要以上に踏み込めない場合もありますし、あまりに嫉妬深いと嫌われてしまう可能性だってあります。
最後に男友達が多い彼女に嫉妬しないための方法をお届けするので参考にしてください。
(1)彼女を信じる
彼女が「友達」というのであればその言葉を信じてあげましょう。女性は友達と彼氏を明確に区別しています。
彼女もきちんと線引きをしていると信じ、彼女のことを信頼すれば不安になることはないと思われます。
(2)自分に自信を持つ
自分に自信があれば彼女がフラフラとよその男性の元にいくことはありません。自分に自信がないからこそ、友達にも嫉妬してしまうのかも…。
彼女が友達と遊んでいる間、あなたは自分磨きに頑張りより魅力的な男性になってみてはいかがでしょうか。
(3)男友達に会う
彼女が男友達と遊びに行くとき、一緒について行っちゃいましょう。紹介してもらい相手がどのような男性か見るのも安心材料になります。
もし、拒絶された場合は少し関係を見直した方がいいかもしれません…。
(4)自分の時間を大切にする
彼女が男友達と会っている間、モヤモヤする気持ちを抱えるより、自分の時間を大切にしましょう。趣味に没頭する、友達と遊ぶ、自分磨きをする、ジムへ行く、仕事をする。
自分の時間をどう使うかはあなたしだいです。自分の時間が充実していると、モヤモヤした気持ちもきっと和らぐでしょう。
【まとめ】男女の友情は人によって成立する
いかがでしたか?
結果的に、男性は女性を恋愛対象・性的な対象として見る傾向にあり、女性は、友達は友達と明確な線引きをすることができるということです。人によっては男性も友情は成立するといえるでしょう。
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