デートで気をつけたいのが食事マナーです。記念日や二人だけのお祝いでホテルやフレンチ、イタリアンなどの高級レストランで食事をすることもあるでしょう。
そんなとき、カッコ悪い姿を見せたくありませんよね。スマートな食事マナーでカッコよく決めたいもの。今回は、デートで好感を持たれるために覚えておきたい食事マナー【洋食編】をお届けします。
目次
食事前に気をつけたいポイント
(1)お店は必ず予約
これは基本中の基本! 確実にテーブルを確保しましょう。予約せずにお店に行くと「満席で……。」なんて出足を挫かれてしまうことになりかねません。
また、当日になって「お腹が空いたね。何が食べたい?」なんて聞くのは野暮です。むしろ、女性は「え?」っと思うかも! さらに、レストランが決まらずお店選びに迷うと女性はがっかりしてしまいますよ。
主導権を握りつつ、事前に食べ物の好み、行きたい店があるかどうか話し合うのもデート前に楽しみです。また、好意を寄せている女性との食事なら、「帰宅しやすいエリアを選ぶ」という配慮も見せましょう。スマートなリードであなたの好感度もアップです。
女性の苦手な食品、アレルギーのある食品も予約時、お店側に伝えることを忘れずに! 大切なアニバーサリーの食事の場合、予約の数日前、または前日にもう一度お店に確認の電話を入れるとベストです。
(2)お店を予約したら報告
お店の予約が完了したらドレスコードがある場合はもちろんのこと、「こういうお店を予約したよ」と、ひと言伝えましょう。女性はレストランの雰囲気に合わせ服装を選びたいものです。
焼肉など煙が気になるお店ならニオイが付くかも、靴を脱ぐようなお店ならそのように伝えてあげてくださいね。気配り上手な印象を与えることができます。
(3)エスコートは完璧に!
ちょっと照れくさいかもしれませんが、大切な女性のエスコートもあなたの役目です。
エスコートをされると、女性は『大切にされている』と感じます。ドアの開閉はもちろん、リザーブしているテーブルまで案内がある場合は女性を先に歩かせましょう。案内のないカジュアルなレストランの場合は、男性が先に歩いてエスコートしましょう。
(4)女性を先に着席させよう
まずは、女性が先にテーブルに着くようエスコートしてください。女性の席は、ホール全体が見渡せる奥側かソファー席であればソファ側。夜景の美しいレストランであれば、良く見える席にしてくださいね。
ただし、ランチ時の日差しが眩しいなどの場合は、お店の方を呼びテーブルを替えてもらいましょう。せっかく予約してエスコートも完璧、今から楽しい食事タイムに強い日差しを浴びたまま食事するのはちょっと辛いですよね。
(5)スマートフォン厳禁
うっかりスマートフォンをテーブルの上に出さないよう気をつけましょう。食事の間はスマートフォンのことは忘れ女性との食事に集中してください。
例え、映える料理が運ばれてきたとしても写真を撮るのはNGです。温かい料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいうちに。美味しい料理に会話、そしてレストランの雰囲気を楽しみながら豊かな時間を過ごしましょう。
意外と盲点なのがハンカチです。ナプキンが用意されているレストランではハンカチを使うのはNG行為になります。
ナプキンを汚してはいけないと思われるかもしれませんが、ナプキンを使うのがマナー。ハンカチを使うと逆に「このナプキンは使えない」という意味になってしまうので気をつけてくださいね。
覚えておきたい男度アップの食事マナー
(6)店員を呼ぶときは手をあげて
メニューが決まり店員を呼ぶときあなたはどうしますか? まさか大声で「すみません」と呼んだりしませんよね。高級レストランなどで、大声をだし「すみません」と店員を呼ぶのはマナー違反です。軽く手をあげるだけでOK!
大声を出すと他のお客さんも「何ごと?」とびっくりして注目されてしまい女性も恥ずかしい思いをしてしまいます。お店の雰囲気を壊さないためにも、店員を呼ぶときはそっと手を挙げるようにしましょう。
(7)オーダーはスマートに
事前予約で料理の予約も終わっていれば別ですが、アラカルトの場合、お店の看板メニューをリサーチしておけば会話に弾みもつきます。
また、高いコースや高いワインなどは女性からは頼みづらいもの。あなたから「これなんてどうかな?」など声をかけることで、安心して好きなものをオーダーできる雰囲気作りができます。
女性のメニューがなかなか決まらなくても急かさず待ってあげてください。オーダー時もあなたがリードしてくださいね。見栄を張って高いものを頼む必要はありません。それよりも女性の好みを取り入れたものをオーダーするのがポイントです。
料理の注文が終わったらナプキンをひざの上に! これが『食事のスタート』のサインです。ナプキンを畳むときは拭いた側が内側になるように、食事の途中で席を立つときは軽くたたんで椅子の背もたれにかけ、食事が終わったらテーブルの上に置きましょう。
(7)乾杯はグラスを合わせない
ワインを頼みたいけれど、よく分からないという人は多いと思います。この場合、ソムリエに予算や甘口・辛口の好みなどを伝えてくださいね。ワインのプロがぴったりの物を選んでくれます。
飲み物が運ばれてきたらグラスを合わせ乾杯をしますよね。実はグラスをカチンと合わせると、音を立てる、グラスが割れてしまう危険性も考えられマナー違反になります。
グラスを合わせるのではなく、グラスを目の辺りまで持ち上げ『乾杯』と言うのが正しいマナーです。
グラスが空になったら、自分でワインなどを注がないようにしてください。自分で注ぐのはマナー違反。軽く手をあげ店員さんを呼び注いでもらいましょう。
(8)音を立てない
食事の際の基本マナーそれは「カチャカチャと音を立てない」です。食器にフォークやナイフ、スプーンがあたりカチャカチャと音を立てられると周囲にも迷惑をかけ、お店の雰囲気も台無しです。あなた自身が恥ずかしい思いをしてしまいます。
カトラリーが食器に当たる音は品のない音。この音のせいでおいしい食事も、豊かな時間も貧しくなってしまうので注意しましょう。
(9)食事中の会話は口に物を入れないで
美味しい食事に楽しい会話。豊かな時間を過ごしているとき、口に物を入れたまま会話をしていませんか? これはマナー違反になります。
口をもぐもぐとさせながらお喋りするのは見た目もお行儀も悪いですよね。さらにクチャクチャ音を立てながら食べるなんて下品すぎます。彼女も心底がっかりするのでは……。
会話を楽しむ間は口の中に物を入れない、食べるときはしっかり食べる。メリハリをつけて楽しい時間を過ごしましょう。
カトラリーは外側から順番に使うようにしてください。カトラリーを落としてしまったら、自分で拾うのはマナー違反になるので注意してください。店員さんを呼び取り替えてもらいましょう。
食事中も女性への配慮を忘れないようにしてくださいね。相手のグラスが空になったら声をかける。冷房の効いているレストランなら寒くないか聞くなどの気遣いを見せましょう。
(10)食事中のサインと食事が終わったサイン
洋食には「食事中です」というサインと「食事が終わりました」というサインがあります。そのサインを見ながら店員さんはお皿を下げてくれるのです。
まず、お皿の上にナイフとフォークを「ハ」の字に置くこと。これが「今、食事中ですよ」というサインです。会話が楽しく夢中になりそうになったらナイフとフォークをハの字にして置くようにしましょう。
食べ終わりお皿を下げてほしいときは、ナイフとフォークを4時の方向に揃え置いてください。これが「食べ終わりました。お皿を下げてください」のサインになります。
早く下げてほしいと思っても「すみません。お皿を下げてください」なんて大声で店員さんを呼ばないよう注意しましょう。
(11)会計はスマートに行う
お会計はスマートに済ませましょう。割り勘カップルもいると思いますが、高級なレストランでお財布をだし合いお金のやり取りをするのは好ましくありませんよね。一旦、男性が立て替えるようにしてください。
食事や会話が終わり、そろそろお店を出ようかというタイミングで女性にお化粧室へ行くよう促してあげましょう。その間にお会計を終わらせるのがベストな方法です。女性がトイレに立たない場合は、あなたがトイレに立ちお会計を済ませましょう。
お店の方にお礼を!
お店を出る際「ごちそうさま。ありがとう」とお礼を忘れずに! こちらがお金を支払う立場なので、便宜上は「上の立場」になるのかもしれませんが、人と人のコミュニケーションとして「ありがとう」と感謝の言葉を伝えるのは当たり前のこと。
感謝の気持ちを忘れたくありませんよね。そんなあなたを見て女性もキュンとすることでしょう。
【まとめ】お食事デートで二人の距離も急接近!
知り合ったばかり、気になる彼女、付き合いたてに長く付き合っているカップル、どんなパターンでも欠かせないのがお食事デートです。
カジュアルなお店でも高級レストランでも、お食事デートでは二人きりで話す時間がゆっくりとれ、お互いを知ることができるチャンス! そこで失敗したくありませんよね。覚えておきたいお食事マナー11のポイントを意識して二人の距離を縮めてください。
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